企業の課題にアートでこたえる @ABE研究会

ここ数年は朗読や声についての仕事がたくさん増え
てきました。よく朗読の何を聴いているのですか、
どんなふうに聴いたらいいですか、と聞かれるので
すが、それについてはうまく答えられずにいます。
あえて言うなら何を、とあまり意識せずにぼんやり
として聴く、としか答えられないのです。そうする
とその人となりがぼうっと浮かび上がってきます。
その浮かび上がって見えたもの、感じたものを少し
丁寧に拾い上げていくと、「その人の声を聴く場」
が徐々に形成されていきます。すると自然に身体や
声や意識が変化し始めていきます。この変化は老若
男女どんな現場でも起こります。それは声を聴いて
いる場がそういった変化を起こさせているのだと思
います。

今回ABE研究会でやりたいことは、これをしたから
これが得られるといった効果ではなく、創造的直感
のような状態になること自体を体験することです。
そしてそこから得られるものは人それぞれであるこ
とをちゃんと保証すること、とまるで偶然にように
集まった当日の参加者の方達とその日だけの特別な
縁をつくること、です。そのことで、日常の世界で
は沈黙をしているまだうまく言葉にできないもの、
目には見えないもが存在する境界に恐る恐る近づい
ていくことができるのではないだろうか、と思って
います。その状態を「アート」と仮定してみます。
そうしたら、目に見えるものだけを信じてしくみを
つくった今の社会におけるアート(行為的直感力)
の役割が見えてこないかな、そうなればいいな、そ
んな仮説もしています。この日も自分のすぐ近くの
身の回りに起こっていることや一見なんの関係もな
い社会の出来事を身体や声を通して行います。そし
てそこから出てきたものをみなさんとそれぞれ持ち
寄って眺める場を作ります。

表現教育の中でLearning by doing とLearning by 
being の学びの違いについて学んだことを最近よく
思い出します。直訳すると前者は(なにをしたか)
することによる学びと後者は(そうである)存在す
ることによる学びと言えるでしょうか。場において
doingでは何をするか、したかという言語化ができ
るのですが、beingは何を指すのか私にはいまだに
よくわかっていないところがあります。ただ、今思
うのはファシリテーターとして前に立つ私の存在が
どう在ったか、が与える影響は場において無視でき
ません。自分が意識しない分、より多くのものを参
加者は受け取るのだと思います。感性や直観力を育
てるとはこのdoingとbeingの積み重なりではない
でしょうか。研究会のふりかえりではそんなことも
話題にできればと思っています。

第3回:2018年11月13日(火)
時 間:10時30分〜18時00分
   (受付:10時15分〜)
【テーマ】
『 企業の課題にアートでこたえる 』
講師/表現教育家 岩橋由莉
【会 場】
国立オリンピック記念青少年総合センター
(お申込み頂いた方に詳細をお伝えします)
【持ち物】筆記用具
お問い合わせ&申込先
info@playbacktheatre-lab.com

JUGEMテーマ:アート・デザイン



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